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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

筑紫奥さらにさらにつづき

奏者は二人に「田畑いかほど作るものじゃ」と問いかけます。
これにアド奥筑紫の百姓は二反と答え、シテ丹波の百姓は一反ときたなか作ると答えます。この「きたなか」というのがよくわかりませんが、ともかく一反だけではないが二反まではないということなのでしょう。

小アドはさらに、上頭となにがしかのやり取りをしているような風の後、二人に万ぞう公事を免ぜられることになったと伝えます。
これに二人は大喜びで、心が「くゎっとする」などと言い、ユウケンのような型をみせたりします。

しかしこの大喜びに、上頭が機嫌を悪くしたと小アドが二人を止め、一反について一笑いするようにと命じます。
そこでアドはふた笑いしますが、シテは「なんぞおかしいことを思い出さねば笑えますまい」などといい、何とかおかしいことを思いだして、一笑いした後、半端に笑います。
奏者がその笑いは何かと問い、後のは「きたなか」の分とシテが答える形です。

さて何とか笑った二人は許されて帰ることになり、一度は橋掛りまで下がりますが、どうも奏者の様子が気に入らない。笑えと言ったのは上頭としても、一反に一笑いなどというのは奏者の心得だろう、くすみかえっていて面の憎い人などと話ながら、舞台に戻ってきます。

奏者の忠一郎さん、ずっと面白くもなさそうな表情で演じていまして、この二人の指摘になるほどと思わせる雰囲気。
奏者のことろまでやって来た二人は、奏者も笑うようにと求めます。
しかし奏者は、朝から冷え板を暖めていて笑うような機嫌ではないと断ります。そこで二人は「笑う門には福来たる」「おっつけ御加増もありましょう」などと言い、さらに「こそぐりましょう」と奏者に迫ります。

奏者も観念して三人一緒に笑おうということになり、三人めでたく笑って留になりました。二百駄の部分のほかにも、和泉流とは細かな違いがありますが、総じて楽しい狂言だったように思います。
(38分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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