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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

狸腹鼓 大藏吉次郎(吉次郎狂言会)

大藏流 国立能楽堂 2009.5.31
 シテ 大藏吉次郎
  アド 大藏教義
   大鼓 安福光雄、小鼓 古賀裕己
   太鼓 金春國和、笛 寺井久八郎

この日のメインの曲ということになろうかと思いますが、吉次郎さんの狸腹鼓。釣狐の翻案のような作りの曲です。
この狸腹鼓は、大藏流でも和泉流でも、釣狐同様に極めて重い曲とされていて、和泉流では一子相伝ともいわれ、大藏流では釣狐、花子とこの狸腹鼓の三曲が極重習とされているとか。

ところが、その演出となると様々なのだそうです。これには諸事情があるようで、極めて重い曲とされたために上演が希であったことにも原因があるとの説もあります。
この曲については、彦根狸あるいは加賀狸という演出上の違いがいわれますが、彦根狸は大藏流の茂山千五郎正虎が幕末に型付けをしたらしく、また加賀狸といわれるのは和泉流三宅派が伝えたものなのだそうです。

一方、今回の上演は、吉次郎さんのお父様にあたる二十四世大藏彌右衛門が演じた型だそうで、二十年ぶりに上演の運びになったそうです。その二十年前の上演の際は、アドの猟師を吉次郎さんが勤められています。
繰り返しになりますが、彦根狸、加賀狸とは別演出のため、基本の話は同様であるものの、細かい違いが多々あります。そのあたりは、狂言の展開に合わせて触れてみたいと思います。

まず舞台にはアド教義さんの猟師が登場してきます。右手に弓、左手に矢を持ち、常座に進み出て名乗ります。自分は大内山の麓に住む狩人だが、山一つあなたに「うだの」という野があり、夜な夜な大きな狸が餌をかけに出てくるというので、行ってみようと舞台を廻り、「うだの」に着いたと笛座前に座ります。
囃子方が次第を奏してシテの出となりますが、このつづきはまた明日に
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