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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

狸腹鼓さらにつづき

声をかけたアドは「狩人でござるが」と言います。
これにシテは怯えた様を見せ、ものの命をとる営みをする人のあるとはおそろしや、と避けるように橋掛りへ進み、一ノ松あたりにとどまります。

この様子を怪しんだアドは、これは目指す狸に違いないと、矢をつがえ射殺してやろうと凄みます。
彦根狸も加賀狸も釣狐同様に、狸の化けた尼が猟師に殺生をやめるように諭すところが眼目と思いますが、この日の形では、狸に違いないとアドが矢をつがえるまでは、ほとんどそうしたやり取りはありません。

射殺してやろうとアドが狙うと、尼の狸が命乞いをしてここでやり取りがあります。
「ここはよう聞いて下され」とシテが語り出し、最近子をもうけたが、自分は射殺されるのも仕方ないとしても、子が残されるのがあわれで、なにとぞ命を助けて欲しいと哀願する形です。
助けてくれる代わりに、猟師の家を末永く守ろうと言い、また「ものの哀れを知らぬは木石に異ならず」と口説きます。

これに猟師も同情して、狸を助けてやることにします。

しかしただでは助けない。狸は腹鼓が得意だというので、その狸の腹鼓を打ってみよと求めます。
狸は、自分は「腹鼓は不調法でござる。許いて下され」と許しを乞いますが、アドの猟師は許さず、狸は腹鼓を打つことになります。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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