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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

釣針さらにつづき

太郎冠者が幕の下に投げ入れた釣り針を引くと、小袖を被いた姫が引かれて登場してきます。アド千太郎さんのお子さんですが、橋掛りの途中まで引いてくると、太郎冠者は主人に報告のため舞台に戻り、あらためて姫を舞台まで連れてきます。

太郎冠者は、今度はおはしたをを釣りましょうと言い、主人も大勢釣れと応じます。太郎冠者は「私にもちとお願いがござる」と言いだし、自分も今に至るまで妻がいないので、釣り上げたうちの一人を自分の妻にしたいと申し出ます。
主人はこれを許し、気をよくした太郎冠者は「釣ろよ 釣ろよ おはしたを 釣ろよ。釣ろよ 釣ろよ 見目の良いのを 釣ろよ」と繰り返しつつ橋掛りを進み、幕の下に釣り針を投げ入れます。
今度は女が、やはり小袖を被いて釣られてきます。

さらに釣ろうと、再び拍子にかかって橋掛りを進み、釣り針を幕の下に投げ入れますが、三ノ松あたりまで引かれて出てきた女が、引きが強く、針を外して幕に戻ってしまったり、場所を変えようと切戸口から釣り上げたり、二人、三人と同時に釣り上げたりなど、趣向を懲らしつつ、釣を続けます。

七人の女房達が釣り上げられると、主人は先に戻ると言って、姫を背負って退場してしまいます。
残った女達のうち一人を自分の妻にしようということで、いざ対面をしようと太郎冠者が言い出します。女房の一人に被き物を取るように言いますが、いやがる女。しかし太郎冠者が繰り返して対面するように求め、被き物を取ると乙面を着けた醜女です。

驚いた太郎冠者は気を取り直して、次の女房と対面しますが、こちらも負けず劣らずの醜女。次、次、とどれもこれも醜女ぞろいに驚いた太郎冠者は、腹が痛いなどと言って逃げだそうとします。このあたりは先日の二九十八と同様ですね。
結局は逃げようとする太郎冠者を女達が追い込んで留になりますが、賑やかで楽しい狂言でした。
(38分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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