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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

俊成忠度 関根祥丸(花祥會)

観世流 観世能楽堂 2009.7.18
 シテ 関根祥丸、ツレ 山科彌右衛門、トモ 清水義也
  ワキ 村瀬純
   大鼓 柿原弘和、小鼓 鵜澤洋太郎
   笛 松田弘之

修羅物の小品で案外面白い曲と思いますが、観世流ではやや上演が少ないような気がします。
宝生流では五雲会で、二年に一度くらいの割合で上演されています。俊成忠度の出ない年は生田敦盛を上演しているようなのですが、何か決まりがあるのかも知れません。このブログでも19年に澤田宏司さんがなさった時の鑑賞記(鑑賞記1)を載せています。

さてこの日の舞台ですが、祥丸さん初面の記念すべき日。お調べから盛り上がるものを感じます。松田さんの笛はお調べを聞いていても、聞き惚れてしまうのですが、この日も見事な音でした。

一同着座すると、いわゆる出し置きの形でツレ俊成がトモ従者を従えて登場し、ワキ座で床几にかかります。この曲の俊成は重要な役所ではありますが、今回は祥丸さんの初面ということもあってか、山科彌右衛門さんが勤められました。さすがに重い扱いですね。

俊成は金茶の水衣に指貫、白花帽子の出で立ちです。トモは素袍上下に太刀を持つ形。俊成の装束は装束付けを見ると、風折烏帽子に大口、長絹の公達の姿とするか、あるいはこの日のように僧形にするか、いずれか選択できるようになっています。史実では、忠度の都落ちの際には、既に俊成は出家していたようなので、僧形の方が合っていることになりますが、公達姿でも趣きある気がします。
僧形とする際も、花帽子とするか角帽子とするか、色大口か指貫込大口か、どちらにするかで雰囲気が変わってきます。花帽子に指貫というこの日の形は、高貴な方の出家姿という感じで、彌右衛門さんがなさる位置づけからも、それにふさわしい装束の選択だったように思います。
ちなみに宝生の澤田さんの際は、お若い亀井雄二さんが俊成を勤め角帽子の沙門姿でした。こちらもまたそれらしい装束という感じです。

準備が整うと、ワキ岡部六弥太の村瀬さんが登場してきますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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