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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

縄綯さらにつづき

主人から縄を綯うように命じられた太郎冠者は、何某の時とは打って変わっていそいそと縄を綯う支度をします。
後見が白い布を細く裂いて、途中まで縄のように綯ったものを出してきます。これを太郎冠者が正中に安座して、続きを綯う形。和泉流では布ではなく稻藁を用いることになっているようで、たしか真奪でもそうだっと記憶しています。

さて、縄を綯うことにした太郎冠者ですが、主に後で縄の端を持っていてくれるように頼んで、綯い始めます。そして、綯いながら何某の家でのことを話し始めるのですが、この縄を綯いながらの仕方話がこの曲の眼目。泰太郎さんの熱演です。

まずは何某のことを「見かけによらず根性の悪しい人」と評した後、命ぜられた仕事を断ったところ、何某が怒って出て行ってしまったことなどを話し始めます。一区切り話すと、大笑いをするという形で話を続けていきます。

何某が出て行った後、台所に控えていると、子供達が何人も出てきて、湯をくれい茶をくれいとそれぞれに言い、大変ながらそれぞれに湯茶を渡すと、熱いのぬるいのとうるさいことであったとか、お内儀が出てきたがこれがたいへんな悪女であったなどと話を続けます。

お内儀から子守をするように言われ、赤ん坊をあやす羽目になったが、お内儀がいなくなると子供を叩いたりして、泣くとあやす。あやすと笑う。笑うとまた叩いたりなどで、物陰で「にぎりこぶしで頭をかっし 太ももをつねり」など散々にした様を仕方で話します。

この間に主と何某が入れ代わって、縄の端は何某が持っています。
夢中になって仕方話をしているうちに、ふと太郎冠者は振り返って後にいるのが何某と気付きます。
慌てて話を取り繕いますが、何某が怒って太郎冠者を追い込み、留となりました。
この悪口のあたりは、流儀によって、また家によってだいぶん異なった形があるようです。
(42分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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