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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

道成寺 赤頭 関根祥人(花祥會)

観世流 観世能楽堂 2009.7.18
 シテ 関根祥人
  ワキ 宝生閑
  アイ 山本東次郎 山本則俊
   大鼓 亀井忠雄、小鼓 亀井俊一
   太鼓 助川治、笛 一噌庸二

道成寺はこのブログでは二度目。今年3月の秀麗会、金春流の本田芳樹さんの鑑賞記()に続いての登場です。表題には赤頭とのみ記載しましたが、実際は赤頭、中之段数躙(ナカノダンカズビョウシ:中之段数拍子とも)、無拍子之崩(ヒョウシナシノクヅシ:クヅレ)、五段之舞と、現行の観世流大成版にみえる四つの小書すべてを付けての上演です。
私はこの四つが全部付いた形は初めて拝見しましたが、観世会では割と上演される機会が多いようで、毎年とは言わないまでも隔年程度には別会の番組に上がっているのを見かけます。

赤頭はもちろんその名の通りに、後シテが通常の黒頭の代わりに赤頭で出るもので、鐘の中で面だけでなく頭も換えることになるので、それだけ難易度が増しますね。もっとも金春流では常の形が赤頭なので、その点では小書が付いて一緒ということになります。
とは言え、この赤頭の小書では、単に赤頭にするだけでなく鐘から出る時の装束の扱いなども変わってきまして、道成寺の印象も変わるところですが、そのあたりは追々鑑賞記の中で触れてみようと思います。

また中之段数躙、無拍子之崩は乱拍子での足使いなどに関する小書で、五段之舞は乱拍子に続いて常は三段で舞われる急ノ舞を五段で舞うという小書です。といっても、五段之舞は良いとして、乱拍子の足使いは細かいところまで覚えているほどに道成寺を見込んでいるわけでもないので、正直のところどこがどうと詳しく述べるほどではありません。足の使いそのものは、不思議な足使いがあって常の形と随分印象が変わっていましたが、はたしてこれがどの小書のためなのか不明です。

ともかく道成寺ですし、しかもこうした曲を勤めるには、まさに能楽師としても絶頂の年代を迎えつつある祥人さんの、七度目の道成寺上演ということで、いやが上にも期待が高まるところです。
さてその様子は明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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