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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

道成寺のつづき

道成寺ともなると登場人物も多く、鐘後見なども出るために舞台後方が狭く感じられるところですが、ともかく一同着座すると鐘吊りとなります。上掛りのため、鐘は前もって狂言方の後見など四人が持ち出してきて吊る形です。

太い竹に鐘を下げ、前後を高く捧げたうえに鐘の両側に一人ずつ付く形になります。下掛りだと劇中で鐘を吊るので、先にワキ、ワキツレとオモアイが登場してのやり取りから始まりますが、上掛りはまだ準備中というところ。
運び出された鐘には太い吊り縄が巻き付けられていて、これを外して竹の先に挟み、滑車を通してから先端に鍵の手の付いた竹で引っ張るという要領で縄を引きますが、いつぞやこれがなかなか通らなくて何度もやり直したのを見たことがあります。

今回は一度で綺麗に縄を通し終わり、鐘を引き上げました。
鐘が吊り上げられるとまさに道成寺らしい雰囲気になってきます。たしかに天井の滑車はこの道成寺一曲のためにだけあるわけですし、一種独特の雰囲気が漂いますね。

さて鐘を吊り終えて狂言方が下がると、名宣笛にてワキ、ワキツレの一行が登場してきます。閑さんのワキは重々しいだけでなく風格を感じます。ワキツレは高井松男さんともうお一方、時日が経ってしまったためどうしても思い出せません。いや申し訳ないことですが、なぜかメモし忘れまして書いておかないとこんなもの・・・というところですね。

ワキの重々しい名乗りの後、オモアイを呼び問答になります。ワキはアイに女人禁制を告げ、アイがこれを触れて下がるといよいよシテの出。習ノ次第が奏されて幕が上がります。
幕から三ノ松あたりまでは、割とスルスルと進んだ感じでしたが、ここから一足ずつゆっくりと橋掛りを進んで常座へと出ます。
シテの次第謡「作りし罪も消えぬべし 作りし罪も消えぬべし 鐘の供養に参らむ」は、抑えて力が込められまさに凄みを感じる謡でした。次第の地取りは三編返しで、これは小書付のためかも知れません。

このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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