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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

宗論もう一日のつづき

法華僧の説く法文は随喜の功徳として、芋を植えて育てた後に料理して食えば、そのうまさに涙が出るという話をします。しかし浄土僧から、釈迦が芋茎(ズイキ)を料理して召し上がったなどということがあるものかと笑われてしまいます。

一方の浄土僧も一念弥陀仏即滅無量罪の法文を説きますが、こちらもお斎(オトキ)を頂く際に、何もなくとも南無一念弥陀仏即滅無量罪と唱えれば、ごぼう、はべんなど様々な食材があるかの如く観じられて斎をいただくことができると説きます。

これまた無茶苦茶な話で、今度は法華僧が浄土僧をなじります。
しかし法華僧が、様々に浄土僧を責めて言いつのっている間に、浄土僧は寝てしまいます。これに腹を立てた法華僧は自分も寝るといって横になりますが、浄土僧が静かに横になるのに対して、法華僧は飛び上がって一気に横になり、それぞれの性格付けがより強く表される感じです。

さて法華僧も寝てしまうと、朝になった態で浄土僧が起き出し、この度は踊り念仏を始めて法華僧を嬲ってやろうと、立ち上がり笠を叩きつつ南無阿弥陀と唱え始めます。

やがてこの騒ぎに起き出した法華僧も、負けじとばかりに南無妙法蓮華経と笠を叩きつつ唱え始め、二人で唱え合いになります。
いずれも負けじと大騒ぎしているうちに、途中で相手の言葉を言ってしまうという次第で、あっと気付いて二人とも口を押さえて下がります。

さて気分を変えて、仏の功徳を謡い舞し「今より後は二人の名を 妙、阿弥陀仏と申しける」と謡って止めになります。

狂言としてはなかなかの構成ですが、茂さんと逸平さんの技量もあり、楽しく拝見したところです。
(49分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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