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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

居杭さらにつづき

算置は屋敷に招じ入れられた風で舞台に入り、五百八十年、万々年までご子孫ご繁栄の相などと追従を言って、何某を喜ばせます。
何某は失せものを占って欲しいと言います。算置はまず手占を置こうと言って左手を上げ、指を折って数えて失せものは生類かと言います。

何某は生類であると感心し、どこにいるか占ってくれと頼みます。算置はこれを受けて懐から本と算木を取り出し、本を広げ算木を置いて占いを始めます。

シテ居杭の千之丞さん、実にかわいらしい感じを出しています。子供と老人は一緒かも知れないと思うところで、この曲を成年の役者がやらないというのも理解できます。
一方、何某の童司さんは千之丞さんのお孫さんですから、さてやり難いのではと思わないでもないのですが、そこはそれ楽しい舞台が展開します。

算置の宗彦さん、いかにももっともらしい所作で算を置き、捜し物はこの家の内から出ていないと宣言。しかしどこにも見えないので、何某はどこにいるかを占ってくれと頼みます。件の居杭は地謡座にちょこんと座っています。

算置が占い、居場所を当てますが、何某が立って居杭を押さえようとすると、居杭は上手くかわして場所を変え、今度は二人の間に立ちます。
算置は再び占って居杭の場所を当てますが、居杭は再び場所を変えて橋掛りまで逃げてしまいます。

逃げた居杭は二人を喧嘩させてやろうと、算木を盗み、本を乱してしまいます。これを何某の仕業と思った算置と、言いがかりに腹を立てた何某が喧嘩になり、居杭はこれをあおるように、二人の耳を引っ張ったりなど悪戯をしかけます。
二人の喧嘩が激しくなってくると、頭巾を外して居杭が姿を現し、二人が居杭を追い込んで留になるという一曲。
よく観る狂言ではありますが、子供がシテだと、その所作のかわいらしさなどに目がいってしまい、あまり筋立ての面白さなどに気付かないでしまいますが、今回はなるほどこういう曲だったのかと、いささか感心して拝見しました。
(26分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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