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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

養老さらにつづき

登場したツレとシテは、一ノ松と三ノ松に立って向かい合い。一セイを謡います。続いてツレの二の句、祥丸さんは7月の花祥會で拝見して二月足らずですが、謡の声がさらに安定されたような感じを受けました。

ツレの二の句から二人「行くこと易き心かな」と謡って舞台へと進みます。ツレが正中に、シテが常座に出てシテのサシ「故人眠り早く覚めて夢は六十の花に過ぎ」から、二人の謡が続きます。笛のアシライが趣きあるところ。

小謡でも謡われる上歌「長生の家にこそ・・・」をシテ、ツレが謡い、その終わりに立ち位置を換えて、シテが正中へ、ツレが目付へと進みます。ワキは立ち上がり、二人の上歌が終わると「いかにこれなる老人に尋ぬべき事の候」と問いかけます。ワキは養老の滝を親子が見つけた話を知っており、その親子かと問いかける訳です。
二人がその通りと答えると、ワキが帝よりの勅使であると名乗り、二人は退って下居します。

さてワキの勅使は、泉を養老と名付けた謂われを詳しく述べるようにと促し、シテがこれを受けて、ツレとの掛け合いの形で、泉を見つけた息子が家に水を汲んで帰り、父母に飲ませた子細を語ります。
ワキはその泉はどこかと尋ね、シテが「御覧候へこの滝壺の少し此方の岩間より、出で来る水の泉なり」と示し、ワキはワキ座から階の先の方を見ます。ちょうど合わせるように、シテは正中から前方を、ツレは目付から階の先の方を見やる形になり、三人の視線の先に滝が現れる訳です。

シテ、ワキの掛け合いから、地謡がこれを受けて上歌「老をだに養はば」と謡い出し、ツレが地謡前に下がる一方で、シテは一度目付へ出てから正中へ戻り、常座に下がって開いた後、正中へ進み出て下居します。シテの動きはサラサラとした感じで、謡も流れるような小気味よい運びです。
地のクリからシテのサシ。本来の形式なら次はクセになるところ、地謡、シテの掛け合いから、地の下歌、上歌と続いていきます。
このつづきはまた明日に
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