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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

子盗人さらにつづき

その間にアドの乳母が立ち上がり、橋掛りに入って一ノ松で盗人が居るのに気付いた形になり、幕に向かい主人を呼び出します。

呼ばれて登場するのが小アド主人。さっそく、盗人が入ったので裏へも表へも人を回せ、松明を出せ、逃がすななどと声をかけて舞台に入ります。

これに驚いたシテ盗人が逃げようとしますが、主人は太刀を抜いて盗人に対して構えます。盗人は「盗人では御座らぬ」と弁解しますが、夜、夜中に人の家に忍び入って盗人でないはずがなかろうと主人がいきり立ちます。

シテはお座敷が綺麗だというので見物に来たなどと、さらに弁解をしますが、主人は許さず「一討ちにしようぞ」と斬りつけようとします。

これに対してシテは子供を抱き上げて「これはそなたの子ではないか」と示します。
自分を斬れば子供も斬られてしまうだろう、と主人をあきらめさせようとしますが、主人は「子供は切り離してのけようぞ」と言う始末。

乳母が止めに入り、盗人に子を置いて逃げるように言いますが、盗人は「斬ってよくばそりゃお斬りやれ」と子を差し出します。主人が斬ろうとしますが、乳母が止めもみ合っているうちに盗人が逃げ出します。

主人が盗人を追って二人退場すると、残った乳母は、危なかったと思い返しながらも「お子のご寿命は五百八十年万々年を目出度かろう」と言祝いで、子を抱いて退場。留になりました。ここでも五百八十年が出てきましたが、忠三郎さんの時と比較しつつ見てみると、基本的には同じ流れながら、やはり微妙に登場人物の性格付けが違うところが見えて、興味深い一番でした。
(22分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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