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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

寝音曲 野村萬(萬狂言)

和泉流 水戸芸術館 2009.11.03
 シテ 野村萬
  アド 野村扇丞

先日も書いたように、この寝音曲は万作さんシテの上演を鑑賞記に書いています(鑑賞記1)。さすがご兄弟ですので基本は一緒ですし、雰囲気も似た感じです。

アド主人の扇丞さんが段熨斗目に長上下で、続いてシテ太郎冠者の萬さんが半上下で登場し、アドが常座に立ちシテは控える形。アドは夕べ太郎冠者の部屋の前を通った際に謡が聞こえたので、呼び出して聞こうと思う旨を述べて太郎冠者を呼び出し、ワキ座へと移ります。
型の如く呼ばれた太郎冠者が常座に立ち、主人と向き合います。

主人は早速に、夕べはどこへ行ったと太郎冠者に問い、これに太郎冠者は友達のところへ出かけていたと答えます。前夜は主人の迎えに次郎冠者がやって来たので、太郎冠者はどうしたのかと問いかけたわけです。
太郎冠者の答えに主人は、たしかに次郎冠者が迎えに来たが、その帰り道に太郎冠者の部屋の前を通ると謡の声が聞こえたと言います。

太郎冠者はそれは自分ではないと言下に否定しますが、長年召し使う太郎冠者の声を聞き間違えるはずがない、と主人が言い、太郎冠者も夕べは友達のところでしたたかに酒を飲んで帰り、女房の膝を枕に謡ったので、さだめてそれがお耳に入ったのだろうと認めます。これがこの曲の発端になるわけです。

主人はなかなか面白かったので、謡って聞かせよと命じますが、太郎冠者は酒を飲んでのことで、とてもにお聞かせするようなものではないと断ります。しかし主人はなんとしても謡が聞きたいので、酒を持ってきて飲ませるから謡うようにと言い出します。

太郎冠者はいかにも迷惑そうな雰囲気を見せますが、その辺を解しないところが狂言の主人の面白いところ。
早速台所から酒を持ってきます。
このつづきはまた明日に
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