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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

花供養 梅若玄祥

新作能 水戸芸術館 2009.12.22
 シテ 梅若玄祥
  ワキ 宝生欣哉
  語り 真野響子
   大鼓 亀井広忠、小鼓 大倉源次郎
   太鼓 助川治、笛 松田弘之

多田富雄さんという方を一体いつ頃から認識していたのか、どうもはっきりしません。新作能の作者としてだったのか、それとも免疫学者としての著作でか・・・
多田さんの最初の能「無明の井」が初演されたのが1991年。どうも「無明の井」の作者に多田さんの名前を見て「おや、あの学者の!?」と思った記憶もあるのですが、思い違いかも知れません、

ともかくこの花供養、多田さんが最晩年の白州正子さんと交流を持たれ、その正子さんの没後十年にあたって作能されたもの。
多田さんはご存じの方も多いと思いますが、2001年に脳梗塞で倒れ、右半身不随、発語も出来なくなっておられます。しかし、倒れた後も執筆活動を続けられて、この花供養もそうした中での作。それだけでも何やら感じるものがあります。

公演当日のブログにも書いたように、私自身としては新作能をどちらかというと避けていまして、よほどのことがない限り観ておりません。古典の再解釈を行って、既存の曲とは違う筋書きにしてみた、といったものであれば分からなくもないのですが、全く現代の物語を題材にしたような場合、能という表現手段を取る必然性が腑に落ちないんですね。

そんなこともあり、この花供養も観ようか止めようか些か迷ったのですが、さて実際に観てみると、「これは能であって良かった」と思った次第。もちろんそれは白州正子さんという、自身能を舞われた方を主人公にしているからなのですが、これなら新作能も悪くないと思いました。
さて舞台の進行は明日につづきます
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