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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

志賀さらにさらにつづき

おおよそ脇能では、前場はシテが老人の姿で登場しゆっくりと時間が展開する感じ。あまり動きもなく、長いクセもシテがずっと座ったままの居グセというのが普通です。謡を楽しめば良いのですが、劇として観ようとすると眠さをさそうところです。
この前場の展開と、後場で神が登場して颯爽と舞うところの落差が、脇能の魅力なのかなあ、などと考えたりもします。

長い前場の終わりは、花の陰に長休みしてしまった・・・と夕暮れの雲に隠れるように志賀の宮路に帰っていったと、シテ、ツレが姿を消して中入りとなります。送り笛に送られて二人が姿を消すと、ワキがワキツレを呼んで山家の者を呼び出せと命じ、ワキツレに呼ばれて間狂言が出てきます。
ワキは志賀の山桜の謂われを語って聞かせと乞いますが、これに答えてアイは山桜の話から、志賀の都のこと、大伴の黒主がこの山桜を愛したらしく、この志賀の大明神に奉ぜられた旨を語ります。草紙洗小町では悪人役の黒主が、神様になっている訳です。

アイの語りが終えるとワキ、ワキツレの待謡。そして出端の囃子で颯爽と後シテが登場します。中世では大伴黒主が志賀の明神になったという説が一般的に広まっていたらしく、後シテは黒主すなわち志賀の明神。装束は高砂と同様ですね。

颯爽と神舞が舞われます。若さのある舞でした。
長い前場の老人姿と、後の男神の神舞の対比。そこに桜の風情が加わって、なんだかとても有り難い気分になりました。
(77分:当日の上演時間を記しておきます)
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