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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

魚説法のつづき

さてシテの説経となりますが、シテ出家は舞台中央やや地謡よりに置いた葛桶に座し「いでいで鰆説法を述べんと、烏賊にも鱸にすすけたる黒鯛の衣に乾鮭色の袈裟を着し、鰐口を泥鰌泥鰌と打ち鳴らし、まず説法を鯣なり」と説法を始めます。

要はこの魚の名を読み込んだ説経の面白さというのが、この曲の眼目なのですが、なかなか良くできているというところ。
この後も魚の名前が次々と出てくるのですが、とてもに書き取れませんでした。 阿耨多羅三藐三菩提( アノクタラサンミャクサンボダイ ) を、「あのくタコ、三百三文にて・・・」などとしゃれるわけです。

説経の途中で、なんだか魚の名ばかりを並べ立てる出家を怪しんだ檀那が立ち上がり、さだめて売僧であろうと独白して、また元の座に戻ります。

説法が終わると、怒った檀那が立ち上がり、シテにツメ寄ります。これまた「それそれまた平家ガニ」のようだとか、魚の名前を持ちだしては檀那をさらに怒らせるようなことを言い、最後は「太刀魚でなりとも斬らしめ」と言って出家が逃げます。これを檀那が追い込んで留となりました。

和泉流にもありますが、アドの檀那が先に登場して、堂を建立したのでその供養の説法を頼むために、寺へ住持を迎えに行くところから始まります。経緯は異なりますが、説法を始めてからの展開は、両流基本的に同じ形になります。ただし、説法の中身は流儀や家によって様々のようですね。
曲名を魚説経とすることもあるようです。
(20分:当日の上演時間を記しておきます)
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