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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

船橋 大友順(五雲会)

宝生流 宝生能楽堂 2010.06.19
 シテ 大友順、ツレ 亀井雄二
  ワキ 御厨誠吾、アイ 山下浩一郎
   大鼓 佃良太郎、小鼓 住駒充彦
   太鼓 桜井均、笛 栗林祐輔

船橋は3年前の六月五雲会で、金井雄資さんのシテで拝見しています。凄味のあると言ったらよいのか、印象深い演能でした。(鑑賞記初日月リンク
今回は大友さんのシテ。同じ宝生流ですから、能の展開が変わるわけではありませんが、順を追いながら、今回気付いたことなど加えつつ書いてみようと思います。

ワキ御厨さんは白大口を穿き縞目の水衣に篠懸、ワキツレ野口能弘さんは水衣が紺地のヨレですが、いずれも山伏の姿。次第の囃子で登場して「山路を分くる篠懸は 山路を分くる篠懸は いつも露けき袂かな」と次第を謡い、ワキの詞で熊野の山伏だが東国修行に向かうと述べます。この次第謡、上掛の本では「山また山の行く末や 山また山の行く末や 雲路のしるべなるらん」とありまして、この日の謡は喜多流などと同文。ああワキ宝生って下掛りなんだなあとあらためて思うところです。

ワキ、ワキツレは道行を謡い、上野の国佐野に着いて心静かに一見しようと着座します。一声の囃子が奏されシテ・ツレの男女が登場してきます。
ツレの女が先に立ち紅入唐織の着流し、後からのシテは白大口に掛素袍、直面での登場です。この地の男女の霊なわけですが、生前の姿で現れたという設定です。大友さんは美形でらっしゃるので、若くして亡くなった男女という悲劇の主人公にはふさわしいところ。

ツレが一ノ松、シテは二ノ松あたりで向かい合って一声を謡います。
さらに正面に向き直ってシテのサシ謡「往事渺茫として何事も。身残す夢の浮き橋に」続いて二人向き合って「なほ数添えて・・・」と謡います。
このつづきはまた明日に
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