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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

船橋さらにさらにつづき

一昨日の夜遅くから、突然ネットに繋がらなくなってしまい、昨晩は更新が出来ませんでした。
ルーターなど、電源を落としたり、ケーブルを繋ぎ直したりなど、様々にトライした結果、ようやく復活。いやはや大変でした。
というわけで、本日は船橋の観能記、最後の部分です。

立廻は角からワキ座前、大小前へと舞台を廻り、小回りして開キ。拍子を踏んで正先へと出て、開いて目付に行き扇を広げて正中へ。さらに大小前へ戻ってシカケ開キと、舞台を一周半するような形です。
立廻の後は謡いつつ「さえ渡る夜の」と左袖を被き、地謡が受けての「丑三寒き」で橋掛りへ進み一ノ松へ。ツレが立ち上がると「岸に見えたる人影はそれか」と雲扇してツレを遠く見込みます。「心うれしや」とユウケンで喜びを示す形です。

「互いにそれぞと見えし中の」と拍子を踏み、シテ柱に寄って「橋を隔てて立来る波の」と遠くツレの方を見る形。さらに足拍子を踏むと「羽根の橋か鵲の」と舞台に入り、「放せる板間を」と正中へ出て「かっぱと落ちて沈みけり」で拍子を踏んで飛び安座、面を伏せます。

この展開は、船橋という一曲のハイライトということになりますね。互いに出会う喜びに勇んで橋を進むと、外されていた板の間に川面へと落ちてしまう、その驚きと苦しさを一瞬の飛び安座に表現しています。

この後はキリの部分、執心の様を謡い舞いますが、打杖を抜いて振り上げるなど、邪淫の悪鬼の様であるものの、何ともいえぬ悲しみを感じるところ。
最後に、昔語りの懺悔と行者の法力によって「浮かめる身とぞなりにける」となり、打杖を捨てて合掌し留の拍子を踏みます。

金井さんの時とは、また違った印象でして、大友さんらしい優しさと悲しさを感じたところです。
(71分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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