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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

貰聟 野村万之介(梅若会定式能)

和泉流 梅若能楽学院 2010.07.18
 シテ 野村万之介
  アド 石田幸雄 高野和憲

毎度毎度、同じようなことを書いてしまうのですが、シテ、アドの表記は番組表の上段に万之介さん、下段右に石田さん、左に高野さんが書いてあったのでその順で記載したものです。
この貰聟は一昨年の一月に茂山家の公演を観て鑑賞記を書いています。(鑑賞記初日月リンク)その際にも、一般に「○○聟」という狂言は聟がシテのはずだが・・・と書きました。古い狂言の稽古本などを見てもその様に記載されているのですが、番組表を見ると舅役の役者がシテとして記載されることが多いようです。
配役からすると当然ながら舅を年配の役者が演じることになるため、聟をシテの位置に書くのは抵抗があるのかも知れません。というわけで、今回も万之介さんが舅、石田さんが聟、高野さんが女という配役です。

舞台にはまず長上下の舅と女が登場してきます。舅は笛座前に着座し、女はその舞台中央寄りに少し下がって着座して聟の登場を待つ形です。
すると橋掛りから、酔っ払って機嫌良くなった様子で、ふらふらと千鳥足で何やら謡いながら聟が登場してきます。
「いやというものを大盃で三つ・・・」などと言って思い出したように大笑いしつつ常座まで出ます。

段熨斗目を壺折にしていますが、薄い萌黄のような色と白との段になっています。茂山さんのときの鑑賞記に少し詳しく書いていますが、茂山家ではこの曲に限り紅白段とするのだそうです。野村家では紅白の段熨斗目を用いる曲はないそうで、茂山家の形は大変珍しいとのこと。
また茂山さんの形では、酔った聟はご馳走になった先で何やら気に入らないことがあった様子で、「苦々しいことじゃ」などと千鳥足ながら不機嫌な様子での登場でした。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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