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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

東北のおまけ

まず観世流の詞章を示します。
シテ「げにや色に染み 香に愛でし昔を
地「よしなや今更に 思い出づれば我ながら懐かしく 戀しき涙を遠近人に 漏らさんも恥ずかし 暇申さん
シテ「これまでぞ花は根に

この後の地謡「今はこれまでぞ・・・」からは喜多流とほぼ同一です。

一方喜多流では
シテ「げにや色よりも 香こそ哀れに思ほゆれ誰が袖ふれし梅の花 袖ふれて舞人の 返すは小忌衣 春鶯囀と云う楽はこれ春の鶯
地「鶯宿梅は如何にや
シテ「これ鶯の宿りなり
地「好文木はさて如何に
シテ「これ文を好む木なるべし
地「唐の帝の御時は國に文学盛んなれば花の色もますます 匂い常よりみちみち 梅風四方に薫ずなり これまでなりや花は根に

となってこの後の地謡は観世流とほぼ同じです。

観世流、宝生流がほぼ同じ詞章、一方で喜多流と金春流がほぼ同じ詞章になっています。これは納得いくのですが、なぜか金剛流の詞章は観世流や宝生流と同じ系統になっています。不思議なこともあるものです。
いずれにしても、この部分の詞章の違いは曲の解釈にも影響がありそうで、いささか雰囲気が違ってきますね。

ところでシテの佐藤さん、小柄な印象を受けました。舞は優美にまとめておられたと思います。
(95分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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