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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

首引のつづき

登場してきたシテは、しきりに「人くさい」と言い、アドに気付いた風でさればこそ「とって噛もう」といきり立ちます。
アドはワキ座で平伏し、まっぴらゆるされられいと許しを乞いますが、正中に進んだシテは命を助けることはできないと言い「おってとってぷくする」と脅しますが、さて自分には秘蔵の娘がおり食い初めをさせたいと思っていた。ついては姫に噛まれるか自分に噛まれるか、どちらが良いかと尋ねます。

妙な話になってきますが、鎮西八郎はお姫様に食われましょうと答え、これを喜んだ様子のシテは「己もちと優しい心があると見えた」などと言って、姫鬼を呼び出します。

姫鬼は乙の面をかけていますが、万蔵さんの事前の解説では、この日用いたのは荒削りのままに仕上げた乙の面なのだそうで、たしかに鬼の姫らしい雰囲気を醸し出すような感じです。

シテは登場した姫鬼に、幸い今日は若い男が来たので人の食い初めをするようにと言います。姫鬼は「とと様が食い切って下されたら食いましょう」などと言いますが、シテ親鬼は何時までも親の世話になるな、などと言って姫鬼を急かし鎮西八郎のところに向かわせます。

ぴょんぴょんと跳ぶような運びでワキ座のアド鎮西八郎のところまでやってきた姫鬼ですが、取って噛もうとアドに襲いかかると、扇で叩かれてしまいます。
「あ痛、あ痛」と親鬼の所に逃げ帰った姫鬼、親鬼が「なないそ なないそ」と背をなでるように慰めます。「な~そ」で「~するな」むかあし古文で習った記憶がありますね。「泣くな、泣くな」と言うほどの意味。
親鬼は「ととが叱ってやろう」と言って、鎮西八郎を詰問します。

しかしアド八郎は平然と、今のは(姫鬼が)私の腕に行き当たったものだと答え、親鬼の方は姫鬼に叱っておいたからもう一度食いに行くようにと急かします。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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