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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

昆布売のつづき

この狂言、どうも納得がいかないのがこのあたりからです。
昆布を買ってもらい、手の空いた昆布売りは、シテ大名の求めに従って右手に太刀を持ち同道することになります。

このとき昆布売りがわざわざ、道で人とすれ違うときなどに「太郎冠者」と声をかけてくれれば、「御前に」とこたえましょうと言い出します。なにもそんなことまで自分から言い出さなくてもよさそうなのですが、昆布売り自身の発案で主従の態となることにするのですが、それでいて、大名の尊大ぶりに腹を立てるという展開になります。ここがなんだかしっくりしないところです。

この日は十郎さんの大名が、調子に乗って何度か太郎冠者と呼び続け、だんだん昆布売りの大二郎さんの機嫌が悪くなる風になりました。
どうも収まりの悪い部分なので、相応に工夫されているのだろうと思い拝見しました。

さて昆布売りが腹を立てて太刀を抜き、大名を脅して立場が逆転します。もともとこの狂言の主題はここにあったのだろうと言われていますが、現在の曲の構成としては、この後、昆布売りを様々な節付けで謡ったりする面白さに主題が移っているように思えます。

まずは平家節、続いて小歌節、最後が踊り節になり、浮きに浮いてと二人で大騒ぎするところが大きな見せ場になっています。
十郎さんの大名は、最初に昆布を売れと言われたときの「昆布買え」とぞんざいに昆布を突き出すしぐさなど、十郎さんらしい写実的な芸で、大変楽しく拝見できました。
(31分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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