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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

川上さらにつづき

家への帰り道、杖を突くのももどかしい様子で急いで動き出すが、目が見えるようになったのに杖は不要と気付き、常座で杖を捨てると家への道を歩む形で舞台を廻ります。
アドもこれに合わせて立ち上がり、迎えに出ようと舞台を廻って正中で二人が出くわします。

出会った二人はシテの目が見えるようになったことを喜び合い、シテが「まずこれへ寄って眼の様子を見てたもれ」と言い、アドが近寄ってシテの眼を覗き込む様子になります。アドは白いどんみりとした眼であったのが、黒い涼しい眼になったと評し、シテは大変喜びます。

さて有り難いことと喜んだものの、アドは何とお願いして目が見えるようになったのかと問いかけます。これに対してシテは、地蔵菩薩も唯は眼を明けては下されないので「様子のある事じゃ」と、何やら訳のあることを述べます。アドは、それはそうだろうと納得しつつも「様子」を早く言うようにと促します。
この「様子」現代ではこういう使い方をほとんどしませんが「様子ありげに」の表現のとおり、なにかの理由・訳の意味で、早く訳を言うようにとアド女が急かす訳ですね。シテとしては言いにくい理由があるのですが、この辺りのやり取りも人情の機微を掴んだところです。

さてシテは言い出しかねる様子でしたが、とうとう「必ず聞いて腹をお立てあるな」と念を押した上で、通夜の内に地蔵菩薩が現れた子細を語ります。地蔵が錫杖で額を三度撫で不憫の者と憐れんだ上で、女房とは大悪縁なので早く帰って離縁するように、離別するなら眼を明けてやろうとのお告げだったと話します。

これを聞いて女が怒り出しますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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