FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

大般若さらにさらにつづき

河の渡りの様子を尋ねるワキ三蔵法師に、シテは「さすがにこれは流沙とて 真砂の水の深き千尋」と教え、さらに「あれに見えたる高山は」と目付柱の先を遠く見やる風で、山の様子をワキに教えます。
「さればこの川を渡り」と今度は正先を見、ワキとの問答になります。

問答では、シテが流沙河を渡って天竺に行くのはとても不可能であると言って三蔵を留めようとしますが、ワキは決意が揺るがないものであることを語ります。
するとシテは、三蔵がこれまで七度の前世で天竺に赴こうとしたのを、ここで妨げたのは自分の仕業だと語ります。

ワキ「山より いずる」シテ「この川の」地謡「雲より落ちて 深きこと・・・」と謡になり、シテは三足ほど出てワキに向き、ゆっくりとツメて戻し、正を向いて目付に出、右扇を出して川を示す風から舞台を廻り、常座に戻ってワキに向かって開きます。

地のクリ「それ川といっぱ・・・」でシテは正中に出て下居。クセの謡になります。
クセの前半は下居したまま謡を聞きます。謡では、深沙という鬼の姿をした川の主がいて、心では仏法を守る誓いをたてていたことが謡われて、続く「然れば汝この経を 四方に拡めん志」でシテは立ち上がってゆっくりとワキを向き、謡に合わせての舞となります。七度の前世で命を奪ったが、今よりは時至って経典も今授けようと謡われます。

クセを舞い終えると正中から少し出てワキに向かって下居。自ら深沙大王であると明かして地謡で立ち上がり、正先へ進み左へ回って大小前、波を蹴立てるような不思議な足使いを見せて橋掛りへと進み、一ノ松で振り返ってワキを見込みます。

謡がとまり、大小のみでシテの中入。
ワキは立ち上がって正中近くまで出、シテを見送る形からワキ座へと戻ります。
後見が一畳台を出してきて大小前に据えるとアイの出となります。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
スポンサーサイト



 | HOME | 

カレンダー

« | 2011-02 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 - - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。