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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

大江山のつづき

まずは一声の囃子で白大口に縞目の水衣、篠懸をかけて兜巾を戴いたワキ頼光を先頭に、同じく山伏姿のワキツレが、今回は四人登場してきます。向かい合って一セイを謡い、ワキツレが着座、ワキが源頼光と名乗って丹波国大江山の鬼神を退治せよとの勅諚を受けたことを述べます。
ワキツレが立ち上がって掛け合いでの謡。頼光、保昌、貞光、季武、綱、公時と主従の名を上げ、さらにワキツレの独武者が「又名を得たる独武者」と名乗りを上げます。

かれこれ以上五十余人、と謡われますが、五十人は論外としても名前を追い掛けると、頼光の外に六人がいて良さそうな感じがします。今回のワキツレは独武者として大日向寛さん、その他は誰ということではない様子で野口能弘さん、野口琢弘さん、梅村昌功さんの三人が出ました。

一同は道行を謡って大江山へとやって来ます。
大江山に鬼がいたという伝説は、京都北部丹後半島のつけ根に位置する大江山と、京都南部に位置する大枝山の両説がありますが、旧国名との位置関係でいうと、丹後と丹波の境に大江山、丹波と山城の境に大枝山という感じでしょうか。小式部内侍が「大江山いく野の道の遠ければ」と詠んだのは後者のようですが、本曲の謡には「丹後丹波の境なる鬼ヶ城」とあり、前者の北部にある大江山を指しているようです。

ワキの着きゼリフがあり、ワキはアイの能力を呼び出します。
呼ばれたオモアイ能力の右矩さんが目付まで出て下居し、ワキに向き合います。
ワキはアイに、先に行って道に迷ったふりをし宿を取るようにと命じ、ワキ、ワキツレは橋掛りにクツロギます。オモアイは「畏まって候」と答えますが、すると切戸口からアドアイ女の近成さんが登場してワキ座に出、衣を洗う様を見せます。
オモアイは常座のあたりに回り、流れる水が赤いことに気付きます。そして水を辿ってアドアイに気付き「のり屋のいちゃではないか」と声をかけます。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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