能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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棒縛 野村万蔵(第53回式能)

和泉流 国立能楽堂 2013.02.17
 シテ 野村万蔵
  アド 野村萬 野村扇丞

お馴染みの曲ですので、あえて記すほどのこともないのですが、なぜかこのブログを始めて以来、あまり観る機会がありません。この6、7年では、平成20年に同じ万蔵さんのシテで見て以来です。
その際の鑑賞記もありますのでご一読頂ければと思います。(鑑賞記初日月リンク

この曲では、縛られてしまった太郎冠者と次郎冠者が、なんとか工夫して酒を飲むところが見せ場ですが、二人の酒盛りではいくつかの小謡が謡われます。
「酒はもとより薬なり 世はまた人の情けなり 浮世を忘るるも ひとえに酒の徳とかや」と、この小謡は例の「のぼうの城」の中で萬斎さんが謡っているとか・・・

いくつかの小謡が出てきますが、最後は
「嬉しやここに酒あり 主は一人 影は二人 満つ汐の夜の盃に酒乗せて、主とも思わぬ汐路かなや」と謡います。これ、謡曲松風の「嬉しやこれも月あり 月は一つ 影は二つ 満つ汐の夜の車に月を載せて 憂しとも思わぬ汐路かなや」のパロディですね。
こんなところが、また狂言の面白いところかと・・・もっともオリジナルが分からないとパロディの面白さは失われてしまいますよねぇ

ところで話は棒縛を離れますが、最近、ジャーナリストで明治大学教授でもある蟹瀬誠一さんのお話を伺う機会がありまして、その折に「亡くなった野村万之丞と親しくしていて」という話がありました。
現万蔵師の兄にあたる五世野村万之丞、八世の万蔵を追贈された耕介さんが亡くなって早9年近く。私もしみじみと惜しい方だったですねぇと申し上げた次第。

蟹瀬さんのお話では、古今東西の歴史から何から極めて博学で、そうした知識を踏まえつつ新しい芸術をプロデュースして行ける希有な人物だったとか。ま、私は能狂言ファンとして舞台を拝見していただけですが、本当に惜しい方でしたねぇ・・・
(26分:当日の上演時間を記しておきます)
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