能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

雑感

先月末は錦戸のあらましを書き綴ってみましたが、それにつけてもどうしてこの曲が、滅多に上演されないのか不思議です。
登場人物がやたらと多い曲や、あまりに長大な曲など、演じにくいものが敬遠されるのは理解できます。しかしこの錦戸、立衆は出るものの、登場人物が多くて大変というほどでもなく、また筋立ても割合はっきりしていて見せ所もあるように思えます。
見所で観ている側と、演じる側では、曲の捉え方に違いがあるのでしょうね

ところで、この錦戸太郎や泉三郎は、歴史でもさほど大きく取り上げられる人物ではないので、私も特に意識したことがありませんでした。義経が秀衡を頼り、その秀衡の死後に優柔不断な泰衡が、頼朝の圧力に抗しきれずに義経を死に至らしめた・・・と、概略その程度の捉え方です。
いわゆる大河ドラマには、錦戸や泉も登場している様子ですが、とんと記憶がありません。文楽から歌舞伎にも取り上げられた「義経腰越状」には、重要な役回りで登場するようですが、残念ながら観ておりません。

ところでシテの演じる泉三郎ではなく、ワキの演じる敵役「錦戸」の名を曲名とするというのも、能独特のように思います。
「藤栄」も敵役ワキの役名で、まさに同様の曲名の付け方ですが、その他にも「祇王」のようにツレの役名や、「春栄」のように子方の役名が曲名となっている例もあります。
どうしてこういう曲名の付け方をしたのか、これまた不思議なところです。
能の曲名の考証なども、入り込んだら面白そうな気がします。

さて4月の最終土曜日26日は緑泉会を観に、目黒の喜多の能楽堂に行ってきました。
杉澤陽子さんの西行櫻と、中所さんの海士でしたが、楽しんで参りました。狂言が萬斎さんの鐘の音。萬斎さんが演じると、ひと味違うような気がします。

いずれもブログで何度か取り上げている曲でもありますので、気付いたことなどを主として、簡単に触れておこうと思います。
明日から書ければ良いのですが、連休中は逆に様々なものがたて込んでいまして、どうなることやら・・・
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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