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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

知章 井上裕久(国立能楽堂特別公演)

観世流 国立能楽堂 2019.03.21
 シテ 井上裕久
  ワキ 安田登
  アイ 網谷正美
   大鼓 飯島六之佐、小鼓 鳥山直也
   笛 一噌隆之

今回の国立能楽堂特別公演は、上演の少ない難曲を取り上げた・・・という趣旨でしょうか。国立能楽堂は定例公演、普及公演、企画公演、そして特別公演と様々な種類の公演を主催しています。それぞれの公演が目指すものの違いはよく分かりませんが、特別公演はなかなか上演されない曲を取り上げている印象があります。

その一曲目「知章(ともあきら)」ですが、これまで二度鑑賞記を書いています。平成22年7月の梅若会定式能での角当直隆さんの演能と、平成25年4月の九皐会での中所宜夫さんの演能です。その角当さんの時の鑑賞記にも書きましたが、本曲は修羅物の中でも上演回数の少ない曲で、当日頂いた演能解説には、当時の梅若玄祥さん(現在は梅若実を襲名されましたが)が、演じ手にとって難儀な曲で、なかなか上演されないという趣旨の話を書いておられます。
本曲は、そもそも知章の曲名の通り、父知盛を助けようとして討たれた知章を主人公に、その死の顛末を描きながら、一方で知章の死を思う知盛の心中、知盛の乗馬との別れ、御座船の様子などなど、盛り沢山に描かれています。このため次々に場面が変わり、しかもそれぞれの心情を演じなければならないという、演じ手にとってはたいへんに難しい一番となっています。

そんなところが上演の少なさに繋がっているのでしょうけれども、たまたま機会あって三度目の鑑賞となったところです。ただし三度とも観世流、ワキは下掛宝生流の組み合わせですので、詞章や型などあまり大きな違いはありません。
そこで今回は、一応全曲の流れを記すものの、大まかな流れと、これまでの鑑賞記と異なっている部分などを書き記しておこうと思います。
舞台の様子は明日からに・・・
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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