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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

大社 駒瀬直也(観世九皐会定例会年末公演)

観世流 矢来能楽堂 2019.12.28
 シテ 駒瀬直也
  龍神 観世喜正、天女 小島英明、官人 遠藤和久
  ワキ 野口能弘
  ワキツレ 野口琢弘 吉田祐一
  アイ 若松隆
   大鼓 柿原孝則、小鼓 飯田清一
   太鼓 梶谷英樹、笛 栗林祐輔

年末公演とありますが、実は10月13日に予定されていた定例会が、台風19号の接近により延期になり、その振替公演として開催されたものです。
台風19号では烈しい風雨により各地で河川が氾濫し、拙宅近くでも13日の早朝に那珂川が氾濫しました。幸い100メートルほど先で水が止まり、私の家は浸水を免れましたが、とても出かけられる状況ではなく、延期になっていてホッとしたところでした。

大社は例の観世流演能統計で195位と、滅多に上演されない曲で初見です。
実は本曲には残念な思い出があります。平成24年10月の国立能楽堂普及公演で、観世銕之丞さんのシテで大社が出て、間狂言が替エの神子神楽という番組。たいへん楽しみにしていたのですが、たまたま断れないゴルフ会が入ってしまい、やむなく断念しました。同じ銕之丞さんが銕仙会で、江野島を導者の替エ間でなさったときも、断れないゴルフのため断念。二度とも銕之丞さんというのも妙な偶然です。しかも国立の普及公演は10月13日と、本来の九皐会と同日だったわけです。神無月、出雲の神在月にちなんだ曲ですので、10月というのは意味がありますが、日まで同じだったとはこれまた不思議な偶然です。

さて舞台の様子ですが、まずは囃子方、地謡が揃うと後見が一畳台を運んできて大小前に据え、続いて紺地の引廻しをかけた小宮を出して台上に据えます。
真ノ次第が奏されてワキの出。大臣ワキですが、白大口に紺地に亀甲文様の袷狩衣、風折烏帽子の姿で、ワキツレ二人は赤大臣。舞台中央で向き合って次第「誓ひ数多の神祭 誓ひ数多の神祭 出雲の国を尋ねん」と謡って三遍返しの後、ワキの名乗り。当今に仕える臣下だが、今月は神在月とて出雲の国に諸々の神が影向され神事も様々に行われるので、この度参詣するのだと述べて道行の謡になります。
旅路を遙々と出雲国に着いたと謡いワキの着きゼリフ「心静かに神拝申さうずるにて候」に、ワキツレが「然るべう候」と答えて一行はワキ座に着座し、シテの登場を待つ形になりますが、さてこのつづきはまた明日に
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