FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

太刀奪 山本則俊(五雲会)

大藏流 宝生能楽堂 2008.12.20
 シテ 山本則俊
  アド 山本則重 若松隆

タチバイと読みます。このブログでも以前に取り上げた、真奪と同様に、奪われた太刀を取り返そうとしてのドタバタが見せ所の曲。泥縄の言葉をそのままに、主人が羽交い締めにした男を縛ろうと、太郎冠者が慌てて縄をなったり、後半は見所も大笑いの曲。また、成上りにも、和泉流では同様の部分があり、これも以前ブログで取り上げています。

さて、舞台には長上下姿の主人役、若松さんと、シテ太郎冠者の則俊さんが登場し、主人が常座で名乗ります。北野の御手水の会に出かけよと思う旨を述べて太郎冠者を呼び出し、二人で北野天神に向かいます。

二人が舞台を廻り北野へ向かうと、アドの太刀を持った男、則重さんが登場し、一ノ松で北野の御手水の会に向かうと名乗って舞台に入ってきます。

ワキ座に立った主人がこの姿を見て、あのような太刀が欲しいものと言い出します。男は舞台を廻りますが、太郎冠者があの太刀を取って参りましょうと申し出て、丸腰だからと主人の腰の物を借りて差し、男の後を追いかけます。

『北野へやって来た』と正先に出た男は、様々な物を見物しては感心する様子を見せます。これにぴったり寄り添った太郎冠者も、男の語りを真似て一所に見物している風を表し、男が持った太刀の鞘を引きます。
何度か繰り返した末に、太刀を持ち去ろうとしますが、しっかりと太刀を持っていた男にとがめられてしまい、さらに男は太刀を抜いて太郎冠者を成敗しようと凄みます。

太郎冠者は慌てて命乞いし、主人に借りた腰の物まで取り上げられてしまいます。
男はさらに、生まれてこの方、生きた物を切ったことがないが、手から切ろうか足から切ろうかなどと太郎冠者を脅し、自分の去った方を見るな、見るなと何度も念を押しながら姿を消してしまいます。

男が立ち去ると、太郎冠者は事の子細を主人に報告しますが、このつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1020-3f6accd1

 | HOME | 

カレンダー

« | 2018-11 | »
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad