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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

金春会を観に行く

今年の初観能は金春会。
実は、昨年十一月の金春会で山中一馬さんの融笏ノ舞を拝見しまして、ブログに「山中さんの演能をまた観てみたいもの」と書きましたところ、一月の金春会で翁を勤められる由、ご連絡くださった方がありました。
他流の会では、一月の定例会を翁で始めるのが通例となっていることも多いようですが、金春会では逆に珍しいことと思います。そんなわけで、山中さんの翁、憲和さんの高砂、そして吉場さんの景清という、一月金春会を観に出かけたわけです。

十一月の会に比べると、今ひとつ見所の入りが少なかったような感じで、またまたもったいないなあと思いつつ開演を待ちましたが、翁はとっても良かったと思います。
山中さんも緊張はされていたのでしょうけれども、堂々とした翁でした。辻井八郎さんが勤められた時と、なんだか翁之舞の印象が違っていて、型が違うのかと思ったのですが、帰ってきて記録を探してみると同じ形。うーん、どちらが良いとか悪いとかいう意味ではないのですが、なんだか印象が違うのはやはり個性の違いということでしょうかね。

また、善竹十郎さんの三番三が何ともいえず感動的でして、お若い方の三番叟も良いのですが、いつぞやの東次郎さんといい、今日の十郎さんといい、なんだか深い。揉之段はまるで悪鬼を払うような呪術的な力強さがあって、思わずジーンとしてしまったところです。

きちんと翁付の形で、高砂から末広かりまで演じられて3時間強。翁の後、休憩が入って別途に次の能が演じられる形も少なくない昨今ですが、やっぱり翁付の形の方が良いですね。末広かりも3年ぶりくらいですが、三番三を舞われた十郎さんがシテ果報者で、これまたなかなかに良い印象で、目出度い気持ちになりました。
せっかくの翁付なら、いっそ高砂のシテも山中さんがなさる形だと、もっと良かったかもなあ・・・と勝手な想いに浸っています。(粟谷明生さんが、たしかご自身のブログで、翁から脇能のシテまでを演じて初めて見えてくるものがあると、意味深いことを書いておられました)

景清は、大好きな能とおっしゃる方がけっこういらっしゃいますね。吉場さんの景清、まさに熱演でした。印象深い能でしたが、翁からのこの一日の鑑賞記、二月初旬頃になるかと想いますが、いずれまた・・・
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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