能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

乱 小倉伸二郎(五雲会)

宝生流 宝生能楽堂 2008.12.20
 シテ 小倉伸二郎
  ワキ 野口敦弘
   大鼓 亀井広忠、小鼓 鵜澤洋太郎
   太鼓 金春國和、笛 藤田次郎

毎年十二月の五雲会は最後を乱で締める形で、一昨年の暮れは水上優さんの乱を拝見しました。春の別会で道成寺を披いた翌年は、十二月五雲会で乱を勤めるというのが、このところの宝生会のお決まりのようで、今年も昨年道成寺を披いた小倉伸二郎さんが乱を舞われました。
例年は、この五雲会のあとに、その年最後の公式公演になる宝生夜能があるのですが、平成20年は十二月の夜能が3日に上演されたため、この日の乱が一年最後の曲になりました。

曲自体は取り立てて難しい話でもなし、酔っ払いの妖怪が現れ出でて目出度く舞うというだけのものですが、不思議と目出度い気持ちになります。

乱ということで囃子方、地謡、皆さん裃での登場。一同が座につくとワキの登場になります。キンキラの装束を着けた野口さんがゆっくり橋掛りを進んで正中へと出ます。以前書いたとおり、小書き無しの猩々では常座での名乗りのはずですが、乱なのでワキは正中へ出る形。
霊夢に従って酒を売っていたところ、自身、しだいに富貴の身になったと、ユウケンをして語ります。このワキの装束も、酒売りから富貴の身となったことを表しているのでしょうね。

気を変えて、ワキが語りを続け、市毎にやって来て酒を求めて飲む者がいて、いくら飲んでも面色も変わらないので、不思議に思い尋ねると、海中に住む猩々と名乗っていったので、今日はその猩々を待っていると語って、待謡になります。

この待謡もなんだか浮き立つような感じがして好きな部分ですが、ワキが謡い終えると下端(サガリハ)の囃子、いよいよシテの登場となります。
このつづきはまた明日に
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