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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

翁 山中一馬(金春会)

金春流 国立能楽堂 2009.1.18
 翁 山中一馬
  三番三 善竹十郎、千歳 善竹大二郎
   大鼓 佃良勝、小鼓頭取 鵜澤洋太郎
   脇鼓 田邊恭資 古賀裕己、笛 藤田次郎

金春の翁としては、当ブログ二度目の登場。一昨年7月の座・SQUARE第10回公演で、辻井八郎さんが、翁をされた時の鑑賞記以来です。

昨年11月の金春会で、山中一馬さんの融、笏之舞の小書付を拝見して大変良い印象だった話を書きましたが、山中さんに謡と仕舞を習っておられるという方から、一月の金春会で翁をされるとお知らせいただいたこともあり、これは一つ拝見してみようと出かけた次第です。

下掛りなので・・・これまでも翁に関して、何回か豆知識のようなことを書いていますが、整理の意味を兼ねて念のために、いくつか書いておきたいと思います。
上掛りの二流、観世流と宝生流では千歳をシテ方が舞います。一方、下掛りの三流、金春流、金剛流、喜多流では、千歳を狂言方が勤めて、面箱持ちを兼ねます。上掛りでも狂言方の面箱持ちが登場しますが、面箱を持って出た後はずっと控えていて、三番叟との問答まで出番がありません。
また、三番叟(サンバソウ)は、大藏流では三番三、和泉流では三番叟と表記されます。この日は大藏流の善竹十郎さんが三番叟を勤められたため三番三と表記されていますね。歌舞伎では三番叟ですが・・・

翁には太鼓が入りません。その代わりといっては何ですが、小鼓が三人。翁だけの特別な形です。私はこの小鼓三人というのが大変好きでして、打ち鳴らす音を聞くとなんだか身が引き締まる感じがします。
この日は大倉流でしたので、鵜澤洋太郎さんが頭取を勤め、残るお二人が脇鼓となっています。一般的には頭取の向かって右側を上級の方が勤めるようですが、大倉流では必ずしも決まりがあるわけではないようです。幸流では右側を胴脇、左側を手先と役名をつけていて、頭取、胴脇、手先の順位になっているそうですが、これは幸流だけのことのようですね。
明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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