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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

景清 吉場廣明(金春会)

金春流 国立能楽堂 2009.1.18
 シテ 吉場廣明、ツレ 井上貴覚
  ワキ 工藤和哉
   大鼓 柿原弘和、小鼓 幸清次郎
   笛 中谷明

景清は平家方の武将で、昨年鑑賞記を書いた大仏供養の主人公でもあります。
前回の鑑賞記では景清自身については、詳しいことを書きませんでしたが、今回はまずそのあたりから。

平景清とも藤原景清とも言われる景清は、上総介忠清の七男で、兵衛尉まで上ったことから悪七兵衛の異名があります。「悪」は悪源太などの名にもあるように、悪いという意味ではなく強い、勇ましいの意味だと思うのですが、叔父を殺したからという説もあるようです。

藤原というのは、百足退治の伝説で有名な俵藤太、藤原秀郷の子孫と伝えられているためで、数多い藤原秀郷流の各家のうち、伊勢に勢力をはった一族、伊勢の藤原で伊藤を名乗った伊藤基影の子孫です。
基影の孫である景綱、その子忠清は清盛を助けて保元の乱や平治の乱で活躍しており、平家の重要な武将であったことから、忠清も平忠清とも呼ばれていたようです。

というわけで、景清は実在の人物ではあるのですが、その生涯はよく分かっていません。平家物語でも、この曲でも語られる「錣引き」の話に登場するくらいです。

よく分からないだけに想像を広げる余地があると言うことなのか、様々な伝説の主人公になっているようで、能だけでなく、歌舞伎や浄瑠璃にも取り上げられている人物です。
この曲では、景清は自ら盲目となっていますが、一説には平曲語りの盲目の琵琶法師達から、自分たちの祖とされていたという話もあり、平家物語の原作者の一人であるとする説もあるようです。
さて能の方は、明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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