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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

景清のつづき

舞台には、まず紫の引廻しを掛けた藁屋が運び出され、大小前に据えられます。
次第の囃子でツレとワキツレが登場してきます。ツレは景清の娘ですが、ワキツレは従者の設定で殿田謙吉さんの登場です。
この従者、観世流や宝生流ではシテ方の演じるトモとして登場しますが、下掛りではワキツレが演じるのが通常の形のようです。

ツレを先に立てて登場した二人は、舞台正中で向かい合っての次第。ここはワキツレのみが謡います。観世流ではツレ、トモ同吟です。
地取りの後、ツレは景清の娘、人丸であると謡い、父が日向の国宮崎に流されて月日を送っていることを嘆きます。ワキツレが下歌、上歌と二人して宮崎に向かい旅することを謡います。

ワキツレの詞で、宮崎にたどり着き父の行方を捜すことにして、ツレ、ワキツレはワキ座に着座します。
すると作り物中からシテの謡が始まります。
大変難しい、深い謡で、この後明かされる景清の苦悩が凝縮されたような謡です。

これを地謡が受け「とても世を 背くとならば墨にこそ」と謡ううちに引廻しが下ろされ、二度目の「背くとならば墨にこそ」でシテが姿を現します。
藁屋の中で床几にかかり、薄く黄色味を帯びた大口に紺地の水衣、角帽子を沙門着けにして、杖を藁屋に立てかけています。

シテの深い謡のうちに、ツレとワキツレが立ち上がり藁屋を向きます。
ツレの謡で、誰も住んでいないと思った草の庵から人の声がする不思議が述べられ、これにシテが答えてツレとの掛け合い。さらにワキツレが藁屋のうちに声をかけます。

ワキツレは、平家の侍悪七兵衛景清という人がこの地に流されているはずだが、行方を知らないかと問いかけます。
しかしシテは盲目なので見たことはないと答え、他をあたるようにと促します。
ツレとワキツレはやむなく立ち去る形で後見座にくつろぎます。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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