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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

淡路 坂井音雅(観世会荒磯能)

観世流 観世能楽堂 2009.2.12
 シテ 坂井音雅、ツレ 金子聡哉
  ワキ 野口能弘、アイ 高野和憲
   大鼓 大倉栄太郎、小鼓 鵜澤洋太郎
   太鼓 桜井均、笛 杉信太朗

淡路は、金春流辻井八郎さんの演能について鑑賞記を書いています。その際にも書きましたが、現行曲としているのは観世・金春・金剛の三流のみで、あまり見かけない曲の一つです。
観世会荒磯能は観世宗家系の会、観世会に所属する若手の皆さんによる演能会ですが、この日のシテ、坂井音雅さんは、かの坂井音重さんのご長男で、まだ三十代半ばの若手能楽師。ツレの金子さんもほぼ同年代でしょうか。

舞台は脇能らしく、先ず真ノ次第の囃子でワキ臣下の一行が登場してきます。
こうした曲独特の形で、ワキの野口さんが三ノ松で伸び上がるような所作を見せつつ、ワキツレを従えて舞台へと進み、ワキ座へ進んで再び伸び上がって戻り、舞台中央で向き合っての次第謡。次第謡は地謡が低く繰り返す「地取り」の後にさらにワキ・ワキツレが同じ謡を繰り返す「三遍返し」と、脇能の形式に従っての展開です。
さらにワキの名ノリ、道行と型通りに進行します。道行の謡の後はワキの着ゼリフとなり、一行は淡路の国に着いたとの設定で、ワキ座に着座します。

一行が着座すると真ノ一声で前シテの出です。囃子が一転して長閑な雰囲気です。
紺の無地熨斗目に白大口、緑の縷(ヨレ)の水衣を着け、直面のツレ男が先に立ち、小格子厚板に白大口、茶シケの水衣を着けたシテ尉が後から橋掛りへ出てきます。
二人ともにエブリを肩に担っての登場です。エブリは以前にも書きましたが田を均したりするための道具です。

ツレが一ノ松、シテは三ノ松で向き合って謡った後、ツレはエブリを担ったまま、シテは肩から下ろしてエブリを右手に持って舞台へ進み、ツレが正中、シテが常座に立ってシテのサシ謡。となります。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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