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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

西王母のつづき

まずは舞台上に一畳台が持ち出されて、ワキ座前に据えられます。さらに引立大宮がその上に立てられて準備が整います。

まずアイの官人、善竹富太郎さんが登場してきます。側次に括り袴を着け官人頭巾を被った唐官人出立で出ますが官人頭巾がなんだかかわいらしい感じです。常座で周の穆公に仕える官人と名乗り、帝の仁政をたたえ宮殿に行幸がある旨を触れて狂言座に下がります。すると囃子が真ノ来序を奏し、ワキの帝王とワキツレ従臣が登場してきます。

太鼓が入った囃子の中を、白大口に袷狩衣、唐冠を着けたワキが舞台を進んで一畳台に上って大宮の中に座し、いわゆる赤大臣姿のワキツレが地謡前に居並ぶ形になります。
ワキの帝王がまず「有り難や三皇五帝の昔より今のこの御代に至るまで」と謡い出し、ワキとワキツレ、地謡との掛け合いで、今の帝の威光によって世は治まり、栄える様が謡われます。

一連の謡が終わると一声の囃子になり、ツレの女を先にしてシテが登場してきます。先に出たツレは金地の側次を、後から出たシテは赤系の側次を着けて、肩に桃の枝を担っています。シテ・ツレともに紅入唐織着流しで出る場合が多いようですし、またツレを出さないこともあるようですが、今回は側次を着けた二人が登場し華やかな感じです。

二人は橋掛りを進み、型通りにツレが一ノ松、シテが三ノ松で一セイを同吟。さらに舞台に入り、ツレが大小前、シテが常座でサシ、下歌、上歌と謡います。シテが持つ桃の枝を帝王に捧げる喜びが謡われます。
上歌の最後「君君たれば誰とても」で立ち位置を替え、シテが正中、ツレはワキ正に立つ形になります。

シテはワキに「いかに奏聞申すべき事の候」と声をかけ、三千年に一度花を咲かせ実をつける桃が、この御代に至って花を咲かせたことは帝王の威徳なので、捧げようととやって来たことを告げ、桃花の枝を捧げてワキ座に寄り、ワキの座す一畳台、ワキの前に枝を置きました。

このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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