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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

清水 野村萬(能楽座ひたち公演)

和泉流 日立シビックセンター 2009.2.21
 シテ 野村萬
  アド 野村扇丞

清水は18年の秋にも、この日立シビックセンターで見ておりまして、その際の鑑賞記も載せています。シテは万蔵さんにアドが小笠原匡さんでしたから、今回の清水も基本的には変わりません。

とは言えなかなかに面白い狂言ですので、前回の鑑賞記を補う形で少し書いておこうと思います。
まず登場してきたアドの主人は、此の中、方々のお茶の湯は夥しいことで、明日の準備に水を汲んでこさせようと太郎冠者を呼び出します。
まかり出でた太郎冠者に、主人がどこの水が良かろうと問いかけ、太郎冠者が野中の清水が良かろうかと答えますが、さてその水を汲みに行くように命じられると、自分は忙しいので次郎冠者を使わしてくれるように求めます。

しかし主人は、次郎冠者には別の用事もあるのでどうでも太郎冠者が行くようにと命じ、後見から葛桶を受け取って正先に置いて、太郎冠者に水の汲み方を知っているかと問いかけます。
要は浮いている木の葉や、沈んでいるものを除けて真ん中から汲んでこいという訳ですが、そんなことは知っていると太郎冠者は不満げに答えます。萬さんのこの返事の雰囲気が面白いところで、見所からもここで既に笑いが出たところ。

太郎冠者は正先の桶を持つと常座に行きますが、行ってこいという主人の命に「へっ」と不承不承の声を出し、主人がきっとなってキツく命じて下がります。この不承不承加減がまた面白いところです。

さてアドが笛座前に下がってしまうと、シテ太郎冠者の独白になりますが、例によって「さてもさても 迷惑なことを言いつけられた」と忌々しげに言いますが、これまた常の形で「致しようがござる」と桶を後座に置き、突然に「なうかなしや あいたあいた」と痛がりつつ屋敷に戻る形になります。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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