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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

二九十八のつづき

この二首の歌、今ひとつ聞き取りにくかったので、もしかしたら微妙に違うかも知れません。和泉流の本ともほんの少し違っているような感じですが、まあ大意は異なりませんので、いずれにしても、二首目の歌を判じた男は、女が春日町の室町に住んでいると推量し、返歌で「春日なる 里とは聞けど室町の 角からしてはいくつめの家」と歌で家の場所を問いかけます。

これに対して女は「二九」と答えて姿を消してしまいます。
男は「憎い」と言う意味かなどと想像しますが、これは「二九で十八の意味」と推量し、舞台を廻って室町へ着くと、角から一、二、と数えます。

舞台には再び衣を被いた女が登場し、十八軒目を数えたところで、男が女を見つけて手を引き正中へと連れ出します。

霊夢によって見初めた妻ということで、早速に杯事を行うことにします。酒を飲んだ男はひとつ謡おうかと「聞こし召せ 聞こし召せ 寿命久しかるべし」と謡い、女が「やんややんや」と褒めたので、さらに「ざざんざ 浜松の音は ざざんざ」と謡って、また二人機嫌良く盛り上がります。

さて祝言の杯事も行ったので、被き物をとって姿を見せてくれと男が言いますが、女は恥ずかしいのでこのままで家まで連れて行って欲しいと願います。

何度か衣を取る取らないでもめた後、女の被き物を取ってみると、アドは乙の面を着けていて醜女の態です。
これにビックリした男はそっとその場を離れようとします。大柄の基誠さんが抜き足差し足の感じで、身をつめて立ち去ろうとする所作は笑いを誘ったところ。

女がこれをとがめると「忘れ物をした」というので、それならば人をやろうと女が言います。すると男は「あ、痛 いた 虫腹が痛む」と騒ぎだします。しかし女が問い詰めると、忘れ物も虫腹も嘘だと男が白状します。そして醜女とは添えないと言って逃げ、女が追い込んでの留。なかなかに面白い一曲でした。
(21分:当日の上演時間をおおよそで記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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