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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

禰宜山伏 大藏千太郎(SHIN狂言鑑賞会)

大藏流 那珂市らぽーる 2009.3.1
 シテ 大藏千太郎
  アド 吉田信海 大藏彌太郎 小梶直人

二九十八に続いては禰宜山伏。禰宜と山伏が出てくるという話ですが、まずはワキ座に床几が出されて、アド禰宜の吉田信海さんが登場してきます。半袴に掛素袍、士烏帽子を着けて肩に幣を担っています。括り袴で出る形、折烏帽子の場合もあるようですね。
常座で名乗りの後、舞台を一回りし、のどが渇いたと茶屋を探します。

禰宜に続いて出て、大小前に控えていた茶屋の彌太郎さんが立って出、禰宜を招じ入れる形で床几にかからせます。茶屋の主人は長上下の姿で、小振りの椀に茶を注いだ形で扇で煽ぎながら禰宜に勧めます。

禰宜は飲み干すと、もう一杯所望し、主人が二つ目を差し出します。この禰宜山伏という曲は、善玉の禰宜と悪玉の山伏的な対比が面白いところで、いささか優男風の吉田さんが、この禰宜役にはぴったりの感じです。
ゆっくり休むようにと言って主人は大小前に下がり、禰宜は床几にかかったままゆったりと構える感じになります。

するとそこへ肩箱を担いだシテ山伏の千太郎さんが登場してきます。括り袴に縞の水衣、篠懸をかけて兜巾を着けた典型的山伏姿です。
常座で威張って名乗り、さらに空飛ぶ鳥も祈り落とす、と正先まで鳥を落とすように進み出て足拍子。常座に戻ってのどが渇いたと茶屋を探します。

茶屋に気づき茶を所望しますが、尊大な態度で目付に出て、主人が差し出した椀を受け取りますが「熱い うめておこせ」と怒鳴って椀を戻します。主人が水でうめた風で再度椀を差し出すと「おのれ往還で茶屋をしながら 熱いぬるいの加減を知らぬか」と怒鳴ります。
これを床几に休んでいた禰宜が取りなそうとすると「退きおろう」と床几から禰宜を追い出して、自分が床几に腰掛けてしまいます。
さてこの乱暴な山伏がどうなるか、明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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