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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

蟻通 本田光洋(秀麗会)

金春流 国立能楽堂 2009.3.15
 シテ 本田光洋
  ワキ 宝生閑
   大鼓 柿原崇志、小鼓 亀井俊一
   太鼓 小寺佐七、笛 一噌庸二

蟻通は19年5月の宝生流五雲会で、朝倉俊樹さんが舞われた際の鑑賞記()を載せています。
その際にも書きましたが、シテが傘を持って出るという、能としては珍しい曲です。宝生流は長柄の傘という、文字通り柄の長い特殊な傘を差しますが、他流は通常の傘のようで、この日の本田さんも後ほど書くように通常の傘でした。

一場物の現在能なのですが、宝生では脇能の扱いにするのが基本のようで、四番目にもするということのようです。金剛流も同様ですが、観世流、喜多流は四番目を基本に初番にも用い、金春流では主として五番目として扱い、初番、四番にもするという、各流それぞれにいささか扱いが異なる様子。
この初番ないし五番とするか、四番とするかは、シテの老人が神の化身なのか、たまたま神が乗り移ったにすぎないと見るかの違いであろうと推測しますが、このあたりの違いは微妙に演出に現れるように思います。

さてシテにまつわる話ばかり書きましたが、まず舞台には次第の囃子でワキとワキツレの一行が登場してきます。
ワキは紀貫之で、正中で向かい合って次第を謡い、正面に向き直ったワキが「これは紀貫之にて候」と名乗ります。
後々書いていきますが、この曲はワキが重要な役所になっています。この日は閑さんのワキということで、実は大変期待しておりました。

さてその閑さんの風雅なワキ、白大口に薄青の単衣狩衣、風折烏帽子を着けた貴人の姿で、紀貫之と名乗るせいか、一層風雅な感じが漂います。ワキツレは素袍男、大日向さんが太刀を持ち、御厨さんと二人で貫之に従う形です。

さて道行の謡が終わるとワキツレはワキ座へと着座し、ワキ一人が正中に進みます。
なにやら不思議な展開になってきますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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