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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

道成寺 本田芳樹(秀麗会)

金春流 国立能楽堂 2009.3.15
 シテ 本田芳樹
  ワキ 森常好、アイ 山本東次郎 山本則重
   大鼓 亀井広忠、小鼓 曾和正博
   太鼓 金春國和、笛 藤田朝太郎

ようやくこのブログでも道成寺を書く時がやってきました。ここのところ道成寺を観る機会がなく、このブログを開始してからは初になります。
道成寺は大変重要な曲とされ、この曲を披いてやっと一人前の能楽師と認められるという流儀もありますし、もっと重い曲の扱いで、一人前の能楽師として十分活動して初めて許されるという流儀もあるようです。
鐘入り、乱拍子をはじめ、秘伝、口伝の類も多いようで、そうした興味も尽きないところです。

今回はこのブログでの初登場ですので、道成寺という曲自体をめぐっても、気付いたことなど書いていこうと思います。なおシテの本田芳樹さんはお披キではなく、二度目の演能と聞いていますが、深みのある道成寺でした。

この曲では「鐘」が大きな意味を占めています。この鐘をめぐる話は「安珍清姫伝説」に基づいているのですが、せっかくですから道成寺のホームページの記事をもとに、安珍清姫の話を書いてみようと思います。

安珍清姫の話は11世紀頃に著された法華験記に見られるということですが、もともと紀州地方に古くからあった伝説なのでしょう。
延長六年(929)、奥州から熊野詣に来た修行僧の安珍は、真砂庄司の娘である清姫に一目惚れされます。清姫の情熱を断りきれない安珍は、熊野からの帰りに再び立ち寄ると約束しますが、約束の日に安珍はやって来ません。

清姫は安珍を追い求め、やっと安珍に追いつきますが、人違いと言われて激怒してしまいます。安珍が祈ると、祈りの力で目がくらんだ清姫は安珍を見失ってしまいます。
日高川まで逃げた安珍は、船で川を渡りますが船頭は追ってきた清姫を渡そうとしません。清姫は思いの末に毒蛇となって川を渡り、安珍は道成寺に逃げ込みます。
毒蛇は安珍が隠れた道成寺の鐘を巻き、火炎が燃え上がって安珍は焼死してしまいます。そして清姫は入水自殺してしまったという話です。
さて能の方は明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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