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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

竹生島さらにさらにつづき

シテが幕に入ると、囃子が狂言来序に代わりアイの社人が登場してきます。
社人ということで能力のような形で出ますが、狂言来序だと小天狗や末社の神のように面を掛けた役の場合が多いので、面をつけない社人が狂言来序で出てくるとちょっと不思議な感じがします。

さてこの社人、常座に立って竹生島の天部に仕えるものと名乗り、延喜の帝の臣下が訪れたことを歓び、まずは竹生島の謂われを語ろうと、島の由来を立ちシャベリします。
さらに客人(マレビト)に御礼申す、と言って目付に出て下居し、ワキに向かいます。
このやり取り、なかなか面白く、ちょっと長くなりますが記載しておこうと思います。

アイは、竹生島の宝蔵の鍵を預かっているので見せようと申し出ます。ワキも見せてくれというので、アイは目付から下がって後見から葛桶のふたになにやら入ったものを受け取って再び目付に出てきます。

まず取り出したのは、宝蔵の御鍵ということで鍵のような形を作ったもの。続いて竹を二本組み合わせたようなものを取り出し、一夜に生えた二股竹と示します。
次は黒い棒のようなものを示して、馬の角と説明。さらに宝珠のようなものを出して、牛の玉と言います。
なんだか怪しいものばかりですが、続いて一束の毛のようなものを取り出して、ここは聞き取れなかったのですが、何かの脇毛と説明します。さらに数珠を取り出し、天部の持たせられたお数珠と説明して、頂かせられいと、ワキ、ワキツレの頭上で数珠を動かしお祓いをするような形を見せます。

後見にこれら怪しい宝物を返して目付に戻り、霊宝はかくの如きに候と述べた後、自分は岩飛びをする者なので、飛んでお見せしようと言い、後見が袖を括り上げると常座に立ち岩飛びを始めます。
「いでいで岩飛び始めんとて いでいで岩飛び始めんとて 高きところに走り上がり 東を見れば日輪月輪照り輝けり 西を見れば入り日を招き あぶなそうなる巌の上より あぶなそうなる巌の上より 水底にずっぷと入りにけり」
と囃子が入って謡い舞います。(聞き取りなので詞章はちょっと怪しいですが・・・)

最後に「水底にずっぷと入」ったという次第でか「はあクッサメ」と留めて退場します。この部分、末社の神が出て三段ノ舞を舞う形もあるようですが、この方が面白いですね。
この後は、もう一日明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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