FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

蝸牛 吉住講(五雲会)

和泉流 宝生能楽堂 2009.4.18
 シテ 吉住講
  アド 野村万蔵 野村扇丞

蝸牛は良く演じられる狂言の一つですね。このブログでは昨年2月の式能で、大藏吉次郎さんが演じられた際の鑑賞記1を載せています。
この曲、あまり流儀による違いは無いようですが、ともかく今回は和泉流ということで、鑑賞記を書いてみることにしました。

まず舞台にはシテの羽黒山から出た山伏が登場してきます。
式能の際は、能から引き続いて囃子が残り、シテの出では次第を奏する形でしたが、省略されることの多い狂言の囃子ということで、この日は囃子が省略されて、抜き足のような独特の足使いで山伏が登場しました。

括り袴に水衣、篠懸をかけて兜巾を戴いた姿で常座に出、次第を謡います。能と同じく鏡板の方を向いて「大峰かけて葛城や 大峰かけて葛城や 我本山に帰らん」と言う詞章を謡いますが、吉次郎さんの時のものとは違います。
後見が「帰らん」のみを繰り返し、正面に向き直ったシテは、大峰葛城から本山への下向道であると語って、舞台を廻ります。

歩みつつ、山伏狂言の良くある形ですが「まず山伏というものは、野に伏し 山に伏し あるいは岩城を枕とし」と、山伏の修行の様を語り、さらに常座に戻ったところで「目の前を飛ぶ鳥も祈り落とす」と足拍子を踏みます。吉次郎さんの常座から正先へと祈り落とすように進み出て足拍子を踏む形とは異なります。

さて、そうこうするうちに疲れたので休みたいと見ると、大きな藪があるのでここで休んでいこうと、大小前から正中へと藪に入る所作。藪は広いという設定でワキ座あたりに横になります。吉次郎さんの時は笛座あたりでしたね。

代わってアドの主万蔵さんが常座に出て名乗った後、「御寿命目出度い祖父御」を持っているが、人の言うには「蝸牛は寿命の薬」ということなので、太郎冠者を呼び出して取りに行かせようと言って、太郎冠者を呼び出します。
このつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1123-2a5a95ee

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-04 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。