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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

六地蔵 茂山童司(春狂言)

大藏流 国立能楽堂 2009.4.18
 シテ 茂山童司
  アド 茂山宗彦 増田浩紀 山下守之

このブログにも二度ほど登場している六地蔵です。一度目は18年7月に観た大藏吉次郎さんの上演(鑑賞記)、そして二度目は20年1月の野村万作さんの上演です(鑑賞記123

大藏流、和泉流それぞれ一番ずつということで、両流での違いなども記しました。最大の違いは出てくる人数で、大藏流では仏師になりすます“すっぱ”が、自らも地蔵のふりをするため、シテの田舎者とすっぱ、それにすっぱの仲間2人、計4人で舞台を勤めます。一方、和泉流ではすっぱの仲間を3人出す形が多く、万作さんの時も3人出て、都合5人で舞台を勤めました。
たいした違いではないようにも思いますが、すっぱが地蔵を兼ねると、地蔵の格好をする間は仏師が登場できないことになり、田舎者が仏師を探して苛立つような部分がより強調されるように思います。
何はともあれ、緊張と格式で重苦しい舞台だった釣狐から一転して、まさに楽しい狂言。宗彦さん達も意識してそのように演じられた感を持ちました。

さて舞台は常の如くシテの田舎者、童司さんが登場して常座で名乗ります。遠国の者ですが地蔵堂を建立しようと仏師を探している次第。他の曲と同様に、仏師を探して舞台を呼ばわり歩く形になります。
そこにアドすっぱの宗彦さんが登場してきて、一ノ松で、さる寺を追い出された心の直ぐない者でござると名乗ります。このところしあわせがないので何か一稼ぎと思っている訳ですが、舞台を見やり「なにやら田舎者(デンジャモノ)がいる」ので一つ嬲ってやろうと舞台に進みます。
いわゆる十徳出立ですが、角頭巾を着けた宗彦さんがなんだか妙に千作翁に似ておられる感じです。眼のあたりの感じが、頭巾をつけることで強調されたのかも知れませんが、お若い宗彦さんに、いままでそんな感じを抱いたことがなかったので、いささか驚いたところです。

さてすっぱは常のように、田舎者に話しかけて、まんまと地蔵六体を作る約束をします。代金はできあがりを見てからということですが、さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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