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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

乱の舞囃子 高橋章・・・ほか

昨日は諸般あり、ブログ更新をお休みしました。
さて今日は、先日の大坪さんの会での舞囃子・仕舞について、少しばかり書いてみます。

この大坪喜美雄さんの五十周年記念能では、当日の記事にも書いたように、高橋章さんの舞囃子や、三長老の仕舞など、見所満載でした。

乱は猩々と鷺にありますが、もちろんこれは猩々乱の舞囃子。安福建雄さんと曽和正博さんの大小に、観世元伯さんの太鼓、そして一噌仙幸さんの笛と安定感ある囃子です。
舞囃子ですので、シテを頂点に地謡五人が雁行に並ぶ形。宗家和英さんの地頭です。

乱を舞囃子で拝見したことはあったかなあ、観世流でずっと以前に見たことはあるように思うのですが、装束を着けない分だけ、型がよく分かります。なるほど、こんな風に動いているのかといった感じです。
乱というと、見る方も身構えてしまうのですが、高橋章さんの舞はそうした重さを感じさせない、軽味のある舞。ああ、めでたく現れた猩々ってこんな雰囲気なんだろうなあと思わせます。

一方、仕舞三番。観世流で三クセというと、白鬚・花筺・歌占の三番を言いますが、白鬚(白髭とも)は現在は観世、金春の二流にしか現行曲にしていないため、宝生流では白鬚の代わりに山姥を入れるようですね。観世流でも山姥をとる場合もあるようですが、ともかくいずれも難しい曲です。
近藤乾之助さんの歌占、これは地獄の曲舞と言われる一番ですが、なんだかおどろおどろしい雰囲気を感じる一番でした。
続いて今井泰男さんが花筺。こちらは李夫人の曲舞と言われる一番ですね。このところ老女物に力を入れておられる今井さんですが、また違った味わいを感じたところ。
三番目は三川泉さんの山姥。これは山めぐりの曲舞ですが、私「仏法あれば世法あり 煩悩あれば菩提あり 仏あれば衆生あり 衆生あれば山姥もあり」という一節が好きでして、引き込まれる一番でした。

各曲とも、よくぞまあこんな重い曲をという感じですが、記念能らしい雰囲気を盛り上げたかなあと思います。
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