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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

縄綯 山本泰太郎(花祥會)

大藏流 観世能楽堂 2009.07.18
 シテ 山本泰太郎
  アド 山本則重 山本則俊

縄綯(ナワナイ)というこの曲、縄を綯いながらの仕方話が最大の見せ場になっています。太郎冠者が舞台上で縄を綯うというのは、以前このブログでも取り上げた真奪(鑑賞記1)や太刀奪(鑑賞記1)などのようにいくつかの曲にありますが、この曲は誰かをつかまえるために縄を綯うというのと、いささか趣向が違い、場面展開もやや複雑で狂言としては長めの曲になっています。

さて舞台にはまずアドの主、則重さんが長上下で登場してきます。
常座に出た主はまずは名乗り、この度は「則俊殿」と博奕をし「散々に仕合わせが悪しうして金銀どころか太郎冠者まで打ち込んで」しまった次第を語ります。
さてその借金のかたに太郎冠者を差し遣わさなくてはならないのですが、太郎冠者には子細を告げず、文を持たせて遣わすことにし、太郎冠者を呼び出します。

アドはシテに文を持って行くように命じ、正中でシテに文を渡すと笛座前に下がります。受け取ったシテ太郎冠者は、文を持って歩む形で、右手に文を持って舞台を廻り常座へと向かいます。

シテは、主人が度毎に負けるけれども、あんなに負けて何が楽しいのだろうなどと言いつつ、小アド何某殿・・・この日は則俊殿と則俊さんの名前を用いていましたが、何某の屋敷にやって来ます。
太郎冠者が案内を乞うと、何某は大変喜んで迎え入れます。早速、太郎冠者が文を渡し何某が読んで、今日からは自分のうちの者だと太郎冠者に言います。

太郎冠者が驚いていると、何某はこの度は仕合わせ良く、金銀は言うに及ばず太郎冠者まで打ち勝ったという子細を話しますが、太郎冠者は信じません。帰って主に聞いてくると言い張りますが、小アドが「頼うだ人の手跡を覚えて居ろう」と太郎冠者に文を見せ、太郎冠者は納得して、何某の家の者となることになります。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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