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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

宗論 茂山逸平(納涼狂言祭2009)

大藏流 国立能楽堂 2009.08.29
 シテ 茂山逸平
  アド 茂山茂 島田洋海

宗論は上演の多い演目の一つですが、このところ遠ざかっていましてブログ初登場。記録を遡っても、もう五年以上観てませんでした。
この宗論という曲、浄土僧と法華僧の宗論争いを茶化したものですが、平安時代末期から鎌倉時代にかけて続々と誕生した仏教宗派のうち、特に浄土宗と法華宗の間では勢力争いも相当にあったようで、教義やその解釈について議論されることも多かったようです。

宗論として有名なのは、かの織田信長がしかけたと言われる安土宗論で、浄土宗の僧である貞安・霊誉などと、法華宗の日・日諦・日雄などが争ったものです。
まあ、仏教宗派について詳しいわけでもないので、安土宗論について細かく触れるつもりもありませんが、ともかく浄土僧と法華僧の宗論というのは、当時は日常的にあり得る話だったということでしょうね。

この曲では浄土僧と法華僧がそれぞれ性格付けて描かれていて、おそらくは当時の人々がこの両宗に抱いていた印象が反映されているということなのでしょう。

そうそう、浄土宗は法然上人が開祖の宗派ですが、法華宗というのが何を指すのかは微妙なところです。伝教大師最澄が開いた天台宗は法華経を尊重し法華宗とも呼ばれます。一方、日蓮上人の流れである日蓮宗も当然に法華宗ですね。安土宗論の法華僧は法号に日の字が入っているので日蓮宗のように思えますが、実は天台系で日蓮宗とは一線を画しているという話もあるようです。

ともかくも、舞台にはアド法華僧の茂さんが登場してきます。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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