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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

因幡堂 月崎晴夫(五雲会)

和泉流 宝生能楽堂 2009.9.19
 シテ 月崎晴夫
  アド 岡聡史

昨年10月の五雲会でもこの因幡堂が出まして、ブログにも鑑賞記を載せたところです。(鑑賞記1)同じ和泉流野村万作一門、シテは深田さんでしたがアドは今回と同じ岡聡史さん。同じ演出ということですが、シテが変わるとまた印象が違ってくるものです。
深田さんは大変生真面目な印象の方ですが、その深田さんが大酒飲みの妻をめぐる愚痴を語られると、なんだかかわいそうな感じがしたものです。

月崎さんもよく拝見しますが、なんとなく剽げた感じのする芸風の方で、深刻な話というよりは「しょうがないなあ」と思わせるような展開になります。

型通りシテ月崎さんが狂言出立で登場し、常座に出て妻への不満を語ります。
妻は「ならず者」だというのですが、まず朝寝をする、縫い針のことはしない、苧をひとさきつむぐこともしない(苧:カラムシ。繊維をとって織物を作る)と続きます。
何よりも、あろう事か大酒を呑んで酔狂を致す・・・という次第で、我慢がならないので暇をやろうと思うと、これがまた「わわしう」言い立てて自分に口をきかせない、とまあ大変な女房な訳です。

この妻が親の里に用事があって帰ったので、これ幸いと暇状を送りつけて埒をあかせたのですが、さて一人になると世帯のことがままならず、因幡堂の薬師如来に参詣して申し妻をしようと語って、因幡堂へ向かいます。

常座から舞台を一回り。道々、信心して祈ればきっと良い妻が与えていただけるだろう、などと勝手なことを言いながら因幡堂へとやって来ます。
前々から思っているのですが、月崎さんの足の運びはいささか独特でして、すり足というよりも少しパタパタと歩くような印象があります。このあたりも、月崎さんの狂言に独特な雰囲気がある理由かも知れません。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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