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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

葛城 岩戸之舞 粟谷能夫(粟谷能の会)

喜多流 国立能楽堂 2009.10.11
 シテ 粟谷能夫
  ワキ 森常好、アイ 野村扇丞
   大鼓 國川純、小鼓 曾和正博
   太鼓 金春國和、笛 一噌仙幸

葛城は19年の式能の際に、金春流本田光洋さんがなさった大和舞の小書付の鑑賞記を載せています(鑑賞記1)。その際にも書きましたが、この葛城は割合好まれているようで上演も多い部類の曲です。小書付で演じられることも多く、観世、宝生、金春の三流にある大和舞の小書をよく見かけます。いずれも後場でシテの舞う序ノ舞を神楽にかえての演出です。

今回の岩戸之舞はこの序ノ舞を、文字通り岩戸之舞というのか、特殊な舞にかえる訳ですが、大和舞の小書で序ノ舞を神楽に変えるのと同様、舞の初めという姿を舞台上に現そうという趣向でしょう。

なおこの曲の小書を見ると、神楽という小書が宝生、金剛そして喜多流にあり、これらも序ノ舞を神楽にかえて舞うもののようです。

阿吽に(阿吽は粟谷能の会の小冊子)連載されている「我流『年来稽古条々』」の23、昨年の阿吽26に掲載されたものですが、これに三輪の岩戸之舞の話が出てきて、それに関して能夫さんが、来年『葛城』を勤めるけれどそれにも「岩戸之舞」があるということ、観世流の「大和舞」という小書には憧れてしまうが、それに匹敵しないまでも同じような舞であることを語っておられて、「岩戸の前で舞った原始の舞」と表現されていました。
単に神楽というのではなく、まさに「原始の舞」なんでしょうね。
これを読んだこともあって、今回も粟谷能の会に出かけようと思った・・・のも大きいですね。
さて能の方は明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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